2005年06月24日

関係者が乗り気じゃない改善は失敗する

改善の取り組みが失敗する要因はいろいろあるでしょうが、大きな要因の一つに“関係者が乗り気じゃない”というのがあります。
社命だからしょうがなくメンバーになったものの、その活動にあまり意義を感じていないし、興味もないというような場合は、シラケムードが漂ってしまいます。
最初からそういうことでつまづくケースもありますし、また、途中で大きな壁にぶつかってその壁を乗り越えられず挫折しまうケースもあります。

関係者が乗り気になっていない兆候は、いろんな場面や出来事に現れてきます。
例えば、こんなのはその典型例です。
・事前に予定されていた会議に、業務多忙を口実に欠席するメンバーがいる。
・メンバーから「うちらだけではどうにもならない」というネガティブな発言が増える。
・自分たちで努力しようとするより、権力者の力を借りたがる。
・自分たちが立てたスケジュールを守らなくなったり、各自が自分の役割をさぼるようになる。


やっぱり、改善がうまくいくためには、関係者がその気になることが重要です。
どんなに困難な改善活動であっても、人間の衆知を集めれば成功に近づいていくものです。
逆に、どんなに易しい改善活動であっても、関係者が乗り気じゃなければ失敗する確率が高いでしょう。
自分のこれまでの経験からも実感しますが、ほんと、“乗り気になっているか否か”って大きなポイントなんですよね。

じゃ、どうしたら関係者が乗り気になるかということですが、それはもうケースバイケースで違います。
組織は人間で構成されていますから、そこには気持ちの部分が入り込んできます。
たかが“気持ち”でしょうというなかれ、この気持ちが一番大事なのです。
だって、乗り気って気持ちなんですから。
ケースバイケースと書いたのは、人の乗り気というのは、個々の人間性にも左右されるし、そのときの環境によっても違うからです。

私は、改善活動をリードする立場になったとき、メンバー同士の飲みニケーションをよくやっていました。
ただ、それが活動推進の上で潤滑油になったこともあれば、ほとんど効果がなかったこともあります。
それはそれでいい経験になりました。
いずれにしろ、改善活動をリードする立場になった人は、活動での成果を出すためにいろいろな試みを行う必要があります。
その中には、最初は乗り気じゃなかった関係者の気持ちの部分に入り込み、徐々に乗り気にさせていく活動もあります。
このあたりが、改善に取り組むにあたっての難しい点でもあり、逆に醍醐味でもあるかもしれません。



kaizennooni at 21:32│Comments(0)TrackBack(0)clip!改善の難点 

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